【検証】無分配のインデックスファンドに複利効果はあるのか!?(海外株式編)

前回は日本株式(TOPIX)で無分配のインデックスファンドの再投資による複利効果を検証しましたが、今回は先進国株式(MSCIコクサイ)で検証したいと思います。
使うファンドは、

 eMAXIS 先進国株式インデックス
 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)ETF

の2つです。検証方法については、前回の記事を見てください。

運用ベース

さて、まずは運用ベースのそれぞれの騰落率の推移です。 

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続いて、2つのファンドの騰落率の差です。

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2017年9月5日現在の騰落率は、

 eMAXIS 先進国株式インデックス 145.8%
 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)ETF 137.4%

偶然、日本株式と同じく8.4%となりました。ただし、TOPIXは2009年から、一方のMSCIコクサイは2010年スタートであることは含んでおくべきしょう。

8.4%のうち税の繰り延べ効果は3.8%、再投資による複利効果は4.6%となり、検証期間が概ね6年のため、年0.77%になります。

売却ベース

売却ベースの2つのファンドの騰落率の差分は、次のとおりです。なお、参考までに運用ベースの差分を赤破線で表示しています。

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2017年9月15日時点の売却ベースの騰落率を比較すると、

 eMAXIS 先進国株式インデックス 112.5%
 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)ETF 116.1%

再投資による複利効果は3.7%です。年間の複利効果は0.62%と見込まれます。

コスト差を取り除いたリターン

eMAXIS 先進国株式インデックスの実質コスト(税込)は0.741%、MAXSI 海外株式(MSCIコクサイ)ETFの実質コストは0.27%です。その差は0.471%/年(税控除後 0.375%/年)となります。

コスト差を取り除くと、複利効果 0.62%+コスト差 0.375%=0.995%/年となります。

まとめ

TOPIXに比べ、MSCIコクサイの方がコスト差考慮後の複利効果は大きくなりました。

最近は日本株式と先進国株式のコスト差は非常に小さくなっており、コスト差を加味しなくても先進国株式の方が高い複利効果を生むことが予想されます。